どーも! Coffee and Sugarのクラブです
今回は『ヒール&トゥ奏法によるダブルキックのコツ』について紹介します!
しつもん!
ヒール&トゥ奏法ってなんですか!?
ダブルキック(16分音符でバスドラムを素早くドドッと2連打)を
行うとき等に用いる奏法のことです
なるほど!
単に2回ペダルを踏んでいるわけじゃないんだ
テンポが速くなると単発で2回踏むのが間に合わなくなるので
こういう奏法が必要になってきます!
※同様の用途でよく紹介されるものとして、他にスライド奏法もあります
スライド奏法についての詳細は、また別記事で紹介したいと思います
ボクはこのヒール&トゥ奏法を覚えてから演奏の幅がぐっと広がりました
出来ることが増えると、さらに色々なことに挑戦しようという
モチベーションにもつながります!
なので、基本的な8ビートをマスターして次のステップに進みたい!
と思っている方に、是非オススメしたいテクニックの1つです!
・・・が、これが最初は本当に難しくてとても苦労します
ボクも色々なお手本動画等を見て挑戦してみたものの、全然できる気がしませんでした・・・
当時ボクはこんな悩み↓↓にぶつかっていました・・・泣
みなさんにも当てはまるところはありませんか?
同じような悩みでお困りの方向けにボクが習得に至ったコツを紹介したいと思います
それではいってみましょう!
ヒール&トゥ奏法の仕組み
まずヒール&トゥ奏法ってどんなイメージを持っていますか?
ボクは「1踏みで2回打つ」というイメージを持っています
バスドラムをならす=キックペダルを踏み込むときの動作手順を思い浮かべてください
まず普通に座った状態から、①膝を上げて、それから ②下に踏み下ろしますよね?
この下に踏み下ろすときの動作に一手間加えて、2回打つイメージです
これをもし単発で2連打しようとすると
①膝を上げる ②下に踏み下ろす ③もう一度膝を上げる ④下に踏み下ろす
・・・という風に、4つの手順を素早く行う必要があるのですが
ヒール&トゥ奏法を用いることで、1回の動作の中で2回打てるので
テンポの速い曲でもスムーズに高速の2連打が可能になるわけです
ヒール&トゥ奏法の手順
お待たせしました それでは具体的な手順について説明したいと思います
ヒール&トゥ奏法の手順を簡単にまとめると、以下の3手順になっています
それぞれの手順におけるコツや注意について順を追って解説していきます!
手順1
ヒール&トゥ奏法というだけあって、1打目はヒール(かかと)から踏みます
そのために、膝と一緒にかかとをしっかりと上げましょう!
慣れてくるとそこまで大きくかかとを上げる必要はありませんが
最初のうちは少し大げさなくらいにかかとを上げると良いでしょう!
下の写真を参考にしてみてください
これくらいかかとを上げて勢いをつけると感覚が掴みやすいです
ただかかとを上げるだけでなく、足裏をしならせるイメージを持つと
この後の手順にうまくつながりやすくなります
手順2
次に上げたかかとを膝と一緒に下に踏み下ろしましょう!
これが1打目です
このときに、つま先はなるべく浮かせた状態にしておいてください
つま先までボードを踏みつけていると、ボードが返って来なくなるので
次の動作につながりにくくなります
1打目を打った後の注意点として
ボードが返って来ている=ビーターが打面から離れていることを確認してください
また、1打目の打音がちゃんと鳴っているかも併せて意識してみましょう!
手順3
最後に、つま先を踏み込みます!
手順2で返って来たボードを浮かせておいたつま先で踏んで2打目を鳴らします
今度はかかとがボードから浮いている状態にしてください
そうすると、手順1で似たような形になっていませんか?
スタートポジションに戻るので、次の動作が単発打ちにしろ、連打にしろ
スムーズにつなげやすくなります
ヒール&トゥ奏法の練習のコツ
まずは、上記の手順1~3の動作を1つずつ確認していきましょう!
慣れてきたら、1⇒2、2⇒3と各手順をつなげて練習してみてください
その中でボクが実際に練習した中でのちょっとしたコツを紹介したいと思います
コツその1
最初は1打目の音が小さかったり、ボードがうまく返って来なかったりします
そんなときはボードを踏む位置を意識するとうまくいきます
ボードを踏む位置がバスドラムに近い側になると音は大きくなりますが
ボードが返って来にくくなります
逆にバスドラムから遠いところで踏むとボードの返りはよくなりますが
音が小さくなります
なので、音をしっかり鳴らすことができて、かつボードが返ってくる位置を
繰り返し踏み込んで、いい位置を探してみてください
使っているキックペダルによっても違うので一概には言えませんが
ボクが愛用しているPearl『P-930』で例をあげると
ボード後方の「Pearl」の文字のあたりを踏むようにしています
コツその2
ボードの踏む位置を修正しても、ボードが返って来ないとき・・・
それは1打目の音を大きくしようとして力んでしまって
ボードをかかとで踏み込みすぎになっていることも原因の1つです
下の写真のように、1打目の後に、かかとでボードを押さえつけ過ぎていると
ビーターが打面から離れていないので、2打目を打とうにも打てないような状態になってしまいます
1打目を鳴らしたら、かかとを浮かせるまでしなくてよいですが
スッと力を抜くようにしましょう!
そうすると、自然にビーターが打面から離れて、ボードが返ってきます
これがペダルのリバウンドですね!
コツその3
それから、手順1~3をスムーズにつなげるコツとして
ボクは歩くときの足の動きをイメージするとうまくいきました
普段歩くときの動作を思い起こしてください
膝を上げると同時にかかとが上がって、その後かかとから着地して
次につま先が着地、そして、またかかとを上げながら膝を上げますよね?
この動きをキックペダル上でイメージして練習するうちに
一連の動作がスムーズにつながるようになりました
まとめ
以上がヒール&トゥ奏法の習得のコツになります
この奏法を習得することで、ヒップホップとかジャズのようなビートだったり
ちょっとしたニュアンスのアレンジだったりが表現できるようになります
脱初心者のテクニックの1つなので、是非ともオススメしたいと思います
よければ参考にしてみてください!
それではまたお会いしましょう!
コメント