「おはよう!!」
必要以上に大きな声とともに目の前に突如現れた若干睨みつけるような表情に驚きつつ私も「おはようございます…」と返す
会社へ向かういつもの道中、本人の好むと好まざるとにかかわらず、いつの間にか所謂「お局」と呼ばれる立ち位置を確立した同じ職場の先輩女性社員Aに声をかけられたのだ
「もう!せっかくあいさつしたのに!
返事してくれないから大きな声出しちゃったじゃない!」
通勤中、贔屓のyoutubeチャンネルの配信をイヤホンで聞きながら情報収集するのが私の日課なのだが、いいところで遮られてしまった
「ああ、イヤホンしていて気づきませんでした」
間髪入れずに彼女は続ける
「全然気付かないから人違いかと思ってヒヤヒヤしちゃった!」
「ああ…このイヤホン遮音性高くて、結構周りの音が聞こえなくなるんですよ」
「……」
「……」
少し間を置き彼女の追撃は続く
「全然気付いてくれないんだもん!
何回も声かけちゃった!」
…(しつこいな…)
「すみません気が付かなくて…」
「うん、いいんだよ?(にわかに満足気な表情)
でも挨拶は大事だからね!」
そう言うとドタドタと足早に会社へ向かって闊歩して行った
いや、謝らせたかっただけやん…
挨拶の大切さうんぬんを盾にすんなよ…
自分の中での正義をつい他人に押し付けてしまいそうになるときありますよね
例えば道を譲ったのに相手から会釈も返してもらえなかったときにイライラしてしまったり…とか
あなたはそういう感情にどう折り合いをつけていますか?
まぁ難しい話は置いておいて、こんなしょーもないことで人を屈伏させたりさせられたり、そんな世界なら私は全力で距離を置きたい!と心底思うのでした
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